銀座三越増床オープン!話題のスイーツ厳選レポート

2010年9月11日、銀座三越に新館が誕生し、全館増床オープン。注目を集めています。
オープンに先駆けたプレス発表会に、「幸せのケーキ共和国」mixiコミュニティメンバーのガレットさんと伺ってきました。

海外からの話題の初出店ブランド、老舗菓子店が取り組む新ブランド、銀座エリア初登場ブランドなど、話題も盛りだくさんの「銀座三越」スイーツですが、その中でも厳選した見所を、ガレットさんのレポートでご紹介します。

ガレットさんは、ヨーロッパ菓子のお教室を主宰する一方、「ガレットのお菓子日記」というブログを執筆し、活躍中の人気ブロガーさんです。
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レポート執筆:ガレットさん

9月11日(土)、銀座三越は東側に大きく売場を広げ、銀座・有楽町地区で最大規模の百貨店に生まれかわりました。地下2階の食品売場も大幅に増床。日本初上陸の店をはじめ、新ブランドが多数登場しています。

紅茶とスイーツのマリアージュを提案する「デセール・テ」にはフランソワ・プラリュ、フレデリック・カッセル、ソオラの常設3店が新登場。
各店から月替わりでケーキ1品と三越お薦めの紅茶のセットがイートインできるカウンターが4席。

◆ フランソワ・プラリュ
フランスのローヌ・アルプ地方の都市ロアンヌで、カカオ豆からショコラを製造、商品化まで全ての工程を自ら行うチョコレート職人のプラリュ氏。ピラミッドショコラは日本でもおなじみ。
店の創始者(父)が1955年に生み出し、ロアンヌ銘菓として長く愛されている『プラリュリン』が日本初登場。

『プラリュリン』 大1,470円、小368円


『プラリュリン』は、ローヌ・アルプ地方の首府であり、美食の都として知られるリヨンでも大人気のピンクのプラリネをたっぷり混ぜ込んで焼いたブリオッシュ。朝食でもお茶の時間でも。
ふんわり弾力のある生地に、バレンシア産アーモンドとピエモンテ産ヘーゼルナッツをローストし糖衣がけした自家製プラリネのガリボリッとした食感と甘さがからみ、実にリッチな味わい♪
数日は大丈夫ですが、なるべく早くに食べた方が美味しいお菓子です。


プラリュのケーキには『タルト・オ・プラリヌ』、『プラリュリン』の妹分『プラリュジェンヌ』も。南仏銘菓『トロペジェンヌ』のように、マダガスカル産バニラ風味のムースリーヌをサンド。ピンクのプラリネだけを味わう『プラリヌ・ローズ』も販売されます。
※今月、イートイン可能なケーキは 『タルト・オ・ショコラ』のみ。

◆ フレデリック・カッセル
パリ郊外フォンテーヌブローに店を構えるパティシエ&ショコラティエであり、ルレ・デセール会長のフレデリック・カッセル氏。
パリを含むイル・ド・フランス地区で2010年の「ベストミルフィユ」に輝いた『ミルフィユ・ヴァニーユ』が登場。


コクのあるクリームはとろりと柔らかく生地からはみ出し、できたて感いっぱい。よく焼きこまれた薄いパイ生地はバリッ!と割れてバラバラになるタイプではなく、サクサクサクサクッと軽やか。
※今月、イートイン可能なケーキは『ミルフィユ ヴァニーユ』のみ。


<オープン記念プレゼント>
フレデリック・カッセルの商品を3,150円以上お買い上げで、白地にオレンジの天使柄オリジナル保冷トートプレゼント。(限定数がなくなり次第終了)

◆ SOLA(ソオラ)
プロデューサーのデイビット・マイヤー氏は、L.A.でレストラン3店舗(1店はミシュランの星を獲得)を経営するオーナーシェフ。
日本進出にあたり、国産の素材を吟味し、こだわりを持って小麦粉・鶏卵・バター・果物を厳選。
特に数多く食べ歩いた中から選んだ愛媛の柚子は「アロマが芳醇、フレッシュな風味」に納得の逸品。


「シフォンケーキはアメリカのクラシックなタイプ。祖母がバースデーにシフォンケーキを作ってくれた。」と、思い出を語るマイヤー氏。「普通丸いシフォンケーキだからこそ、四角くして他と区別したかった。」
味だけでなくビジュアルも重視。中にクリームを詰め、色分けされた四角いシフォンケーキは、ショーケースの中でパッと目を引きます。
※今月、イートイン可能なケーキは『カリフォルニアシフォンケーキ』のみ。

◆ デイビット・マイヤー カフェ [三越6階]

SOLAと同時にマイヤー氏が展開するのは、カリフォルニアの空気感を伝えるシンプルでリラックスするカフェ。百貨店というよりはホテルの雰囲気に近く、時計・眼鏡売場の奥という場所柄もあり、落ち着いた大人の空間となっています。
L.A.ベストバーガーに選ばれた『フェイマスデイビットバーガー』や『パンケーキ』、新鮮果物使用の濃厚なのにあっさりした『シェイク』等オリジナルメニューが。

◆ ジャン=ポール・エヴァン [三越1階東側]
国内で6店舗目(東京では4店舗目)のブティックでは、ショコラが並ぶ「カーヴ・ア・ショコラ」の壁に、新作コレクション『Go-Hô-Bi(ごほうび)』が先行販売。
自分自身に贈る小さな楽しみとして、一口サイズに包まれたショコラが1個から購入できます。この命名はジャン=ポール・エヴァン氏ご本人が。


『B・マカロン』 1個263円
食感・色・風味の3要素が一つになったマカロンも新登場。この『B・マカロン』 の発表を機に、全てのマカロンのルセットを一新。ついにマカロンに新時代が。
また、オープン記念・銀座三越限定発売の新作ガトー『トンカ』は、ヴェネズエラ産カカオを使ったムースとトンカ豆の味わいの組合わせ。

◆ Caju (カジュ)  [地下2階]
果樹園の庭をイメージしたフルーツデザートやスイーツの専門店。
フルーツアロマエッセンスを打ち込んだマドレーヌや、果物の風味を凝縮したフルーツの生キャラメルなど果物のフレッシュ感を楽しめるスイーツを提案。
生菓子に使う果物も、メインの果物に一手間かけたもう一種の果物を添え、旨味や食感をプラスしています。

見違えるように広くなり、大きく変身した銀座三越。
ここでなければ手に入らないもの、新しい提案がいっぱい詰まった売場を訪れる楽しみができました。
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銀座三越各階営業時間
電話 03-3562-1111(代表)
地下2階食品 ギンザフードガーデン 10時-20時
1階 ジャン=ポール・エヴァン三越銀座店 10-20時

2010/9/11|取材・レポート
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