2016年2月26日、池袋東武「ダイニングシティ スパイス」11階、12階が装い新たに生まれ変わり、昨年秋からリニューアルを続けてきた「ダイニングシティ スパイス」全体がグランドオープンとなります。
その中でも、11階にオープンする鎧塚俊彦シェフプロデュースのデセールカフェ＆レストラン「TOSHI STYLE（トシ スタイル）」は、パティシエが料理を作ったらどうなるか、という新たなアプローチで、自身初となる“パティスリーキュイジーヌ”を展開するレストラン。

総料理長には、2015年秋まで恵比寿で人気フレンチ「t.r」のオーナーシェフとして腕を振るい、鎧塚シェフとの信頼関係も厚い小熊剛シェフが就任。
トシ・ヨロイヅカのスタッフとして腕を磨いてきた横山さんが、シェフパティシエを務めます。

メニューは以下のとおり。※コーヒー又は紅茶は全てプラス300円

●ボヌール（1800円税別）11-14時
　プレート：季節野菜のパフェ仕立てTOSHI STILE、アントレ（前菜）1品、メイン1品、パン
　デザート：パティシエのおまかせ2種盛り合わせ

●ラリュール（3800円税別）11-22時　※L.O.21時半
　アミューズ（最初の一口）
　アントレ（前菜）：4品から2品を選択
　メイン：お魚又はお肉料理
　デザート：6品から2品を選択

●メルヴェイユ（5000円税別）17-22時　※L.O.21時半
　アミューズ（最初の一口）
　アントレ（前菜）：季節野菜のパフェ仕立てTOSHI STILE、フォアグラムースのエクレア＋4品から2品を選択
　メイン：お魚とお肉の盛り合わせ
　デザート：8品から2品を選択

選べる前菜は、オープニング時には、スモークサーモンと帆立のタルタル、じゃがいものグラタン「アッシ パルマンティエ」、コンキリエと魚介のマリネサラダ、フォアグラ入り田舎風パテの4品が登場。
また、選べるデザートは、オープニング時は、タルトフリュイセゾン、ムースフロマージュ、パルフェ オ ショコラ、キウイのコンポート、苺のショートケーキ、クレムブリュレの6品が登場。
ディナーのみのメニューとなる「メルヴェイユ」では、これに、和栗のモンブラン、苺のミルフィーユという選択肢が追加となります。

また、カフェタイムにはアシェットデセールを提供。
●アシェットデセール（1500円税別）14-17時
　A　ショートケーキ、本日の一品、アイスクリーム
　B　チョコレートパフェ、本日の一品、アイスクリーム
　＋選べるソフトドリンク（コーヒー、紅茶、ハーブティー、ジュースなど）

鎧塚シェフ曰く、味のベースは小熊シェフにしっかりと任せつつ、パティシエの感覚で、プレゼンテーションなどにアイディアを出したりして、共にメニューを作り上げていったそうです。

最初に提供されるアミューズは、たとえば、エスプーマのフォームをのせたグリーンピースのスープと塩味のパウンドケーキ。

そして、見た目も美しい「季節野菜のパフェ仕立てTOSHI STILE」は、実にパティシエらしい、この店を象徴する看板料理であり、ぜひ召し上がっていただきたい品の一つです。
今は「春野菜のパフェ」として、数種の葉物野菜の他、れんこんやかぼちゃのチップ、マイクロトマト、パプリカ、きゅうり、トマト、赤キャベツなどが使われ、中ににんじんのムースが隠れていたり、別添の青々しいオリーブオイルが香るアンチョビソースをかけるとまた印象が変わったりと、飽きずに楽しめる嬉しい野菜料理となっています。
「フォアグラムースのエクレア」も、食感は軽やかでいて味わい豊かで、ワインが進みそうな一品。グラスのスパークリングやワインも数種類から選べる品揃えです。
お皿をパレットに見立てて、抹茶パウダーやビーツのソース、バルサミコソースなどで絵を描くような盛りつけの様子を、厨房の目の前に設置されたカウンター席から臨場感たっぷりに見ることもできます。

お魚とお肉を盛り合わせたメインディッシュには、オマール海老の爪に白ワインベースのバニラソースを添えたものや、トマトソースを添えた牛肉のクロケット、マディラソース添えの牛肉のローストや、黒オリーブが味わい深いタプナード添えの魚料理などが登場。
素材を引き立てるソース使いの素晴らしい品々が楽しめます。

食事のデザートで特にお勧めしたいのは、ディナーの「メルヴェイユ」メニューで選べる「苺のミルフィーユ」。
テイクアウトを考えたパティスリーのミルフィーユとは異なり、生地を浮き上がらせて焼き上げたごく軽い食感のパイ生地と、その場で絞ったばかりの濃厚な卵味のカスタードとの食感の対比が大きな魅力。
螺旋階段のようにぐるりとひねりを加えた盛りつけも印象的で、これぞ鎧塚シェフ！と感じられる一品です。旬の時期のうちにいただきたいですね。
メニューには書いていないけれども付いてくる、メレンゲやスティックパイ、チョコレート飾りを添えたクリームディップも、遊び心に富んでいます。
今後、料理やデザートのメニュー内容は、季節ごとに変化していくことでしょう。

お料理はフレンチスタイルなのですが、奥には、盆栽や竹が配されるなど和風のしつらえを施した個室風の仕切られたスペースもあり、落ち着いて食事をいただくことも可能です。

鎧塚シェフにとっても新業態への挑戦であり、池袋東武レストラン街の注目の新店「TOSHI STYLE」。様々な時間帯に利用してみたいですね。

デセールカフェ＆レストラン「TOSHI STYLE（トシ スタイル）」
東京都豊島区西池袋1-1-25　池袋東武「ダイニングシティ スパイス」11階
電話　03-5927-9978
営業時間　11-22時（ラストオーダー21時半）
休業日　池袋東武に準じる