別所哲也さんナビゲートのラジオ『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』で、2024年クリスマススイーツをご紹介(9/24)
2024年9月24日(火)、別所哲也さんナビゲートのラジオ『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』で、2024年のクリスマスケーキの傾向とお勧めをご紹介しました。
クリスマスケーキの予約は年々スタートが早まり、中には9月から開始するところも。ホテルなどでは10月からが主流となっています。
今年のクリスマススイーツの傾向を解説し、以下の品をご紹介しました。
2024年は、様々な物価上昇が話題となっていますが、クリスマスにも大きく影響しています。円安の影響もあり、輸入食材の価格は特に上がっているため、全体的に値上げ傾向です。
近年、クリスマスギフトとして注目されている「シュトーレン」なども、ドライフルーツやナッツなどを贅沢に使うため、値段を上げざるを得ない状況があります。日本では、少人数でも楽しめるよう、ヨーロッパで販売される場合よりも小さめサイズで販売することが多く、購入しやすい手頃な価格に抑える傾向も見られます。
また今年は、本質重視で、よりシンプルな素材を使った、2000円前後程度の新たなクリスマスギフト菓子も登場しています。
●「ウェスティンホテル東京」(恵比寿)の「パネトーネ」と「パンドーロ」
ここ最近、イタリア菓子への注目が高まっていて、イタリアのミラノ発祥のクリスマス菓子「パネトーネ」もその1つです。レーズンとオレンジピールを入れて焼いたふんわり食感の生地が日本人好み。シュトーレンのようにスパイスを使わないので、万人が食べやすい味なのも、最近人気が高まっている理由です。
イタリアのヴェローナ生まれの「パンドーロ」も今年新登場。よりシンプルに生地を味わうクリスマスブレッドで、「ウェスティンホテル東京」のものは、マロングラッセを入れて、他にない個性を出しています。
どちらも予約限定販売というのも、フードロス削減を意識した、最近の傾向です。
●「ホテル雅叙園東京」(目黒)の「フロマージュ・ルバーブ」
食感を残したルバーブのコンポートをアクセントに、ふわりとしたフロマージュブランのムースと、苺のムースやコンフィチュールがとけ合う、爽やかな1台。
クリスマスに、マンゴーやパッションフルーツなど、夏場のフルーツを敢えて使うというのも、最近の人気の傾向です。大きな理由としては、ご馳走を沢山いただくため、デザートのケーキはより軽やかにという意図が挙げられます。
もう1つの理由として、ヨーロッパでは寒い冬こそ温かな夏への憧れが強いため、最近のパリの人気パティスリーやホテルでは、クリスマスケーキに敢えて夏場のような素材を使うという背景もあります。
ルバーブは、日本だとフキの仲間の野菜ですが、加熱すると甘酸っぱいフルーツのように使用でき、ヨーロッパでは初夏の風物詩です。2024年は、ルバーブを使ったフランス菓子ベースのクリスマスケーキも目立ちました。日本では少し珍しい素材ですが、クリスマスに特別な品を楽しみたいというニーズに応えるものとなります。赤と緑の2色があり、クリスマスには華やかな赤色の品種が使われることが多いです。
苺とも相性がいいため、組み合わせて使う店もあります。