2010年「第8回サロン・デュ・ショコラ」前夜祭レポート
2010年1月27日(水)、伊勢丹新宿店で「サロン・デュ・ショコラ」が始まりました。
第8回目となる今年は、約70ブランド、約40人のショコラティエ・パティシエが来場する過去最大規模の開催となりました。
今年は、2009年10月にパリで開催された「サロン・デュ・ショコラ」と同じく、「オペラ」がテーマ。
前日26日に前夜祭が開催され、「幸せのケーキ共和国」mixiコミュニティメンバーの中から、今回の担当記者をつとめていただいたカトリーヌさんとともに参加してきました。
華麗な幕開けの様子を、カトリーヌさんのレポートと共にご紹介します。
カトリーヌさんは、最近までフランス在住で、パリのサロン・デュ・ショコラは行ったことがあるけれど、日本では初めて!と張り切ってレポートしてくださいました。
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●+++18:30入場開始~19:15オープニングイベント開始+++
17年前「サロン・デュ・ショコラ」を起ち上げたイベント・インターナショナルのフランソワ・ジャンテさんとシルヴィー・ドゥースさんによる挨拶で開会。
その後、今回のテーマーでもある『オペラ』にちなんだ催しが続きました。
演奏と共にAkane Livさんのライヴ、ショコラティエ28名の紹介、ダロワイヨによる165cm×70cmのオペラをケーキカット!
ショコラティエの方々も、美味しそうにその場で試食。その後、会場にも振る舞われ、もちろん笑顔で食べたいモード全開にして頂きました。
ジャン=ポール・エヴァン氏もオペラをカットし皆さんに「あ~ん」と言わんばかりに楽しそうにサーヴしているのにはビックリ☆
●+++20:00イベント終了後の30分で会場内を見学+++
会場には、芸術品ともいえるショコラがあちこちに飾られており、ため息がでるほど美しくショコラ好きなら必見です。「私はサロン・デュ・ショコラの熱狂的な支持者」というだけあって、ジャン=ポール・エヴァンさんのブースには、販売商品以外に様々にデザインされたハートのショコラが飾られていました。
ショコラティエの方々も自分のブースに居るだけではなく、他のブースへ足を運ばれたりお話されていたりしていました。
☆★これから行かれる方へオススメポイント
会場はかなりの熱気で暑かったです。明日からの混雑も予想されますので、着脱可能な薄着、ショコラのベストな状態を保つ為の保冷バック等をオススメします。
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いろいろお伺いしたい所があったのですが、30分という限られた時間の中、3カ所でお話を聞くことができました。
●+++今年初出店の『ジャック・ジュナン』+++
こちらは、パリの三つ星レストラン、超人気ビストロ「コントワール」などにも出されているキャラメルでも有名で、パリの路面店が出来た時にはオープン2-3日目に伺いました。
何度となく食しているのですが、全体的にインパクトがあるというより優しい味わいに仕上がっている印象です。
以前、ミントを勧められ苦手なのでとお断りしたら、「ウチのは食べられるよ」とサーヴィスのムッシュが試食をすすめてくださり、口にほおばると爽やかでまろやか~美味しく頂けました。
今回の写真に写っているジャック・ジュナン氏の隣に写っているのがその方で、親日家で日本語がペラペラ、ショコラの事も詳しいので、今回も安心していろいろ伺うことができます。
●+++マウンテン(水野直己氏)+++
平岩さんから紹介頂きまして、興味を持ちブースに伺ってみました。
「杏と塩」を試食させて頂き、口溶け~杏の味わい香りもしっかり残り、他も食べてみたくなったので購入を決定。
水野シェフから、3種の箱どれにも入っている「ナチュール」で勝負したい、是非楽しんでくださいというお言葉を頂きました。
帰宅後、早速HPに伺ったら、美味しそうなケーキ達の写真がたくさん目に飛び込んできました。京都から1時間、思い立ってすぐ行くのは難しそうですが、是非訪れて味わってみたい!と思うほどです。
ショコラを買うなら、今回はチャンス!かもしれませんね。
「洋菓子マウンテン」ホームページ
●+++フランク・ケストナー+++
料理にも興味がありそこからヒントを得たりすること!素材の香り、味を頭イメージして組み合わせること!など、オフィシャルカタログの情報から気になり、お話を伺いました。
有名レストランで食すのではなく地元ロレーヌ地方で食べるのが好きだったり、地元名産のミラベルを使ったり、生まれ育った地を大切にしている印象です。
ミラベルを使ったショコラは「ペルル・ド・ロレーヌ」(ロレーヌの雫)と書かれていましたが、輝きもありますし、女性の私から見ると、直訳のとおり「ペルル」=「真珠」といったイメージを持ちました。
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●+++8時半に閉会後+++
人がいなくなった伊勢丹内を集団で歩くショコラティエ、スタッフの方々を見た時は、ここは日本!?といった趣、聞こえるのはフランス語。
日本に来て、ショコラティエの方々との交流も楽しみにしている~と聞いたことがありますが、和やかな雰囲気からもそれが伺えました。
しまった!?今から何処でご飯を食べるのか~どんなものが好きなのか、オフの日本の楽しみをお伺いしてみればよかったかしら・・・
by:カトリーヌさん ブログ「エッフェル亭 ~パリ暮らし+今」
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毎年、同窓会のような和気藹々とした雰囲気の伊勢丹新宿店「サロン・デュ・ショコラ」。
ショコラティエ、パティシエ達も大いに楽しんでスタートした様子が伝わりましたでしょうか?
新宿では2月1日(月)までですが、その後も関西などに舞台を移して、まだまだこの熱気は続きます。